東北秋の旅
最終日のお話しで〜す
前日にタイヤのパンクで予定変更となった
吾妻小富士へ
道中、山道の紅葉は
鮮やかな色は出ていなかったのですが
緑、黄色、オレンジの織りなすコントラストは
心を癒やします
猛暑の影響なのか
紅葉も今年はのんびりゆっくりと🍁
吾妻小富士への道は
最後、荒涼とした植物のない
乾いた台地が現れます
火山性ガスの発生の恐れありで
窓は開けないようにとの
注意書きがあります
浄土平の駐車場に着くと
係の方が【今日は無料なんですよ。トイレが故障しちゃって、売店もお休みなんです。それでも良ければ無料で停めてください】
いきなりの【無料なんですよ】にビックリ
全ての車に説明をされていました
ありがたい事です
吾妻小富士はお鉢周りが出来ると知って
【やってみたい】と言う妻に
【無理だと思うよ】と夫
階段を5分ほど登りましたかね
お鉢が見える場所に着く直前に
上から降りて来られた男性が
【あともう少しだよ。
あそこまでで充分お鉢が見られるよ。
皆さん頂上まで行かれてるみたいだけどね】
頂上?何だそれ?
と思いながら男性に御礼を伝え
最後の階段へ
【ドヒャ〜お鉢巡りは無理だ】
その先に続く
男性が頂上と行っていた
山の尾根
かなりの距離だし
服装が既にダメ😆
怒られるレベルw
山登りをされる方は
普通の人が見られない景色を
たくさん見ているのだろうね
視野がとっても広がると思う
お鉢を肉眼で見る事が出来たので
大満足で下山です
車ですけどね
下り坂なのでエンジンブレーキを使うのですが
みるみるガソリンが減っていく。。。
上りで半分よりチョイ少な目だったので
余裕だと思っていたのですが
下界に降りた時にはメモリ【ゼロ】🥶
再びのパニック
急いで近くのガソリンスタンドを探したものの
行ってみたら【定休日】
絶望で頭が真っ白
夫は終始冷静に
【走行不可能ってなってるのにまだ走れるんだな】
近くのガソリンスタンドもパニックで探せなくなっている妻
要するに【役立たず。。。】
夫は勘を頼りに大きな通りに出ようと
普通に運転
【ここが近いかも。。。】蚊の鳴くような声の妻
【もう見えてるから大丈夫だよ】と夫
え!!
いつの間にか目の前にガソリンスタンド
そちらの店員さんも皆さん親切にしてくださり
【昨日、パンクしちゃったんだけど修理できる?】と聞く夫に
【ここでは出来ないなぁ。でも、昨日のところでお金払ったんでしょ?
だったら大丈夫だよ~】と店員さん
パンクというキーワードを聞きつけて
店員さんが何人も集まっちゃったw
何処にそんなに人がいたの?
無料で洗車してくれるって言ってくれましたが
旅を急ぐものでとお断りをして
ガソリンスタンドを後にしました
それにしても今年は我が家の愛車
トラブル続きなのです💦
夏にはスーパーの駐車場でバッテリー上がり
今回はタイヤのパンクとガス欠未遂
フロントのセンサーが動かなくなったり。。。
かなりの長距離を移動してきて
無理もさせてしまっていますから
今年の猛暑を乗り切り
流石にお疲れですよね
その時点でタイヤは応急処置のままだったので
私は不安がありました
【タイヤも負担かけるとかわいそうだから、もう家に戻ろうか?】
夫【何で?】妻の発言に驚いていました😂
タイヤは今のところ空気が減っていないから大丈夫
とのコトで一路、蔵王へ!!
お釜を見たいという願いと共に
宮城の紅葉も楽しみました
温泉にも立ち寄りたかったのですが
時間が押してしまい
またのお楽しみにしたいと思います
蔵王のお釜は、ほぼ見られないという事を夫が言っており
ライブカメラの映像を見ていたのですが
濃霧で見えない。。。
それでも山を登るにつれ
晴れ間がのぞいているので
【絶対に見られる】という謎の自信を言い出す妻
山頂は数メートル先が見えるのがやっとという濃霧w
それでも、妻は【見られる】と言いながら
お釜の近くへ
夫に遅れて歩いていると
【見えたよ~】と言っている
ちょっと待ってよ。。。
と思いつつも、お釜の近くにたどり着くと
見えなくなっちゃった
それでも見られる自信があったので
そのまま待機
しばらくすると
スーっと霧が晴れてお釜が現れました!!
とっても神秘的でした✨
大満足の蔵王
下山中に滝があったので寄ってみました
先客あり
【あ!今、丁度いいよ~光の入り方が最高だから!いい時に来たね~】
呼ばれましたので近くへ
太陽光が山々を照らし
滝がより美しく見えるそうです
私にはよくわからなかったのですがね。。。
御年84歳のおじいちゃん
【若いっていいな~】と言いながら
色々とお話ししました
こうやって誰かと話すことで
明日への活力に出来るコトってあると思うのです
いつもは一人暮らしだそうで
だからと言って【淋しい】とは言っていませんでしたが
名残惜しそうに、ずっとお話しされる声から
何となく孤独を感じました
誰かが話を聞いてあげるだけでいい
私のお仕事としてのセラピーでも
そう感じます
誰でも良いは
言葉が悪いかもしれないけれど
話を聞いてくれるのは
本当に誰でも良いのだと思うのです
何かアドバイスが欲しいわけでもなく
話をしている【私】に興味を持ってくれているってコトが
大切なのだと思うのです
そのおじいちゃんと私の会話のやり取りを
静かに笑いながら見ている夫は
私の会話が毒舌で面白かったようです
毒舌を冷や冷やではなく、面白がってくれる夫で良かった
おじいちゃんのこれからの日々が
楽しいコトで溢れますように♡
こうして初老たちの東北旅は
最後、郡山に寄って【喜多方ラーメン】を食べて終わりました
夫は【コレが食べたかった!!】と喜んでいました
独特な味覚の妻でごめんね
山塩ラーメンは、その貴重さが私には喜びだったからさ
でもね
【チャーシューは山塩ラーメンのお店の方が美味しい】と
毒舌をかましていましたw